丸柚餅子の物語 03.海外展開②

丸柚餅子がニューヨークで使われたのは、柚子が海外やアメリカでも人気があるにも関わらず、生の柑橘類を輸入できないことに起因しています。柑橘王国である自国の産業を保護する目的なのか、とにかく生の柚子は輸入できなかったのです。そこで、柚子の風味を活かした料理を作るために長期間保存しても柚子の風味が変わらない丸柚餅子が注目されたのです。

また、柑橘類が輸入できないアメリカで丸柚餅子を紹介してくれていた料理人もいました。今では世界を股にかけるグローバルな料理人で、ミシュラン二つ星を獲得した金沢の料亭「日本料理・銭屋」の社長であり、アマン京都の日本料理「鷹庵」の総料理長でもある高木慎一郎氏でした。高校生の頃、ニューヨークでの留学経験がある高木慎一郎氏は、ニューヨークで交流のあるシェフらに招かれたイベントで、丸柚餅子を使った料理を提供していたのです。

そして、中浦屋の関係は「日本料理・銭屋」の先代が丸柚餅子をギフト用商品や料理に使っていたことに始まります。その後、2代目の高木慎一郎氏が海外で腕を振るうようになり、日本らしい食材として丸柚餅子を海外に持ち出してくれたのです。国内で丸柚餅子を使っているレストランはありますが、海外に届けてくれたのは高木慎一郎氏が初めてだったようです。

チーズに含まれるカルシウム

チーズには、カルシウムも豊富に含まれています。カルシウムは、骨の成長に欠かせない栄養素で、育ち盛りの子供にとって大切なのはもちろんのこと、不足すると骨そしょう症のリスクが高まる更年期以降も摂取するとが推奨されます。

そして、カルシウムは体内で最も量の多いミネラルで、99%は骨や歯に存在し、残りのカルシウムは血液凝固や心臓の機能、筋肉の収縮などに関与し、体内で重要な役割を担っています。

さらに、チーズに含まれるカルシウムやある種のペプチドには血圧を下げる健康効果もあり、また、チーズに含まれるカルシウムはダイエットに効果があるとされています。

あらためて、以下に期待される効果をまとめておきます。

  • カルシウムは、骨や歯の成分であり、骨の成長や健康を維持するのに必要です。
  • カルシウムは、血液凝固や心臓の機能、筋肉の収縮などにも関与し、体内で重要な役割を果たします。
  • カルシウムやある種のペプチドには血圧を下げる健康効果が期待でき、高血圧の予防に役立ちます 。
  • カルシウムはダイエットに効果があるとされており、カルシウム摂取量が多いほど体脂肪率が低くなるという研究結果もあります。


以上がチーズに含まれるカルシウムに期待される効果です。チーズはカルシウムだけでなく、タンパク質やビタミンなども豊富に含んでいますので、適度に摂取することで健康に良い影響を与えることが期待できます。

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LAREVES金沢チーズプラッターのボッコンチーニ



チーズに含まれるカゼイン

チーズに含まれる成分にカゼインがありますが、あまり聞き慣れない成分ですね。そこでその性質について簡単に記します。

カゼインは、主に乳製品に含まれる栄養価が高いたんぱく質で、筋肉の分解を抑制する役割があります。また、カゼインはカルシウムと結びつきやすく、ヒトがカルシウムを吸収するのを助ける性質があるため、カルシウム補給を目的とした栄養補助剤に添加されることがあります。さらに、カゼインには以下のような効果効能が期待されます。

高血圧を予防する(血液の流れを良くするため)

神経を安定させる(カルシウムの吸収を促進するため)

ダイエット効果がある(消化機能を整えるため)

ただし、カゼインの過剰摂取はアレルギーを発症する可能性があるので注意が必要とも警告されています。また、乳頭不耐症の人がカゼインを摂取するとお腹がごろごろする感じがします。

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LAREVES金沢チーズプラッターのオープンな工房でつくられるモッツアレラチーズ

乳清は美容と健康に効果が期待できます

チーズの製造は生乳を個体のカードと液体の乳清(ホエー・ホエイ)に分けられて、カードからチーズがつくられます。乳清からもつくられるチーズはありますが、ほとんどは飲料や料理などに使用されます。国内外の工業的製造工場ではホエイプロテインとして粉体に加工されていることもあるようです。プロティンというWordが出てきたところで、乳清の栄養価について少し触れてみます。

牛乳に比べると脂肪やたんぱく質の量は少なくなりすようですが、炭水化物(乳糖)やカルシウムなどのミネラル・ビタミンなどの栄養成分はほとんど牛乳と劣らない量を含んでいて、栄養豊富です。そのため、美容や健康への効果が期待できるようです。ちなみに、LAREVES金沢チーズプラッターのスタッフも乳清を愛用しています。社長は、見た目に効果が現れていると思っているらしいのですが、ハラスメントにならないよう直接は伝えていないようです(苦笑)

そこで、スタッフから寄せられた乳清を飲んでの感想です。原文ママで掲載させていただきます。

①私は朝起きてまず白湯を1杯飲み、その後コップ半分のホエイを飲んでいます。とても便通が良くなり、身体が軽くなりました。

②中華料理が大好きで、時々食べ過ぎてしまうのですが、ホエイを飲みはじめてからは、食べ過ぎても体重が増加しなくなりました。

③ホエイを飲みはじめてから、眠りが深くなったような気がします。朝の目覚めもスッキリしていて、疲れが残りません。

④筋肉はもちろん肌や髪、爪を作るために、たんぱく質はとても大切な原料です。ホエイたんぱく質は体内での吸収率が非常に良く、「理想のたんぱく質」と呼ばれています。ホエイや、金沢チーズプラッターのチーズをよく食べるので、良いものを身体に取り入れている実感があります。

※スタッフの感想であり効果をお示しするものではありません。

感動のミルキー体験 01.想い

2022年の6月からチーズの製造を始めて1年あまりが経過しました。当初、職人さんが研修で製造したストリングが「いつものよりミルキーで別物」と言ってたのを思い出しました。さっそく金沢チーズプラッターのチーズを召し上がっていただいたお客様が「わ〜ミルキー!」と喜んでいただいたこともありました。これまでプリンで「濃厚ミルキーで美味しい」という嬉しい声をいただきましたが、チーズもミルキーなんだと誇らしく思いました。そんな経験からミルキーという言葉でチーズの味を表現したり食べたときの感動を、ぜひ、お伝えしたいとキャッチフレーズを考えました。

LAREVES金沢チーズプラッターのフレッシュチーズを食べたときの気持ちを精一杯表現してみました。みなさんも「感動のミルキー体験」してみませんか。

LAREVESのプリン物語 01.はじまり

2018年のことでした。社長から「洋菓子部門をつくろうと思うけど担当してくれないか」と聞かれて、女性フタッフは即答しました。「はい」と。彼女は和菓子屋に勤めながら、家では洋菓子と料理を作るのが大好きでした。ある日、社長と営業に出かけた車内の雑談で「私、洋菓子作りができれば何でも頑張れます」と話しました。社長はそれを覚えていて、社運をかけた新ブランドづくりのリーダーとして彼女を抜擢しました。

和菓子屋の店舗は輪島朝市にあります。多くの観光客が訪れる反面、昔の賑わいは感じられません。また、長引くデフレ経済や消費者の生活様式と嗜好の変化で、地域の特産品やお土産物の動きも鈍ってきました。そして、和菓子屋の商品は高級と言われ「世界一高いお菓子」としてギネスブックに認定されたとの「噂」まで出た「丸柚餅子」です。高度成長期に全国の物産展やギフト商品、お土産として製造数を年々伸ばしていましたが、1900年代に入ると生産数は減少傾向に入り20年余が経過しました。

彼女も10余年前の入社当時から輪島の観光客の入り込みが少なくなっているように感じ、輪島朝市も元気を無くしていると感じていました。それでも、輪島朝市を元気にしようと商品開発をしたりイベントを実施している組合の役員の頑張りに共感して、いつしか、大好きな洋菓子で輪島朝市を元気にしたいとの思いが強くなっていました。そんな折、社長から声がかかり「即答」したのでした。

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