LAREVESのプリン物語 02.チームづくり

社長から開発を伝えられた最初の商品はプリンでした。なんでプリン?と思った彼女でしたが、洋菓子作りの経験はあくまでも趣味でしかなく、時間をかけてプロの技術を習得するために身近で親しみやすい商品からスタートすることにしたのです。また、プリンの市場性を社長なりに分析してスタートはプリンと判断したようです。

プリンは製造したことあるけど、販売するとなるとどんなプリンを製造して良いのかわかりません。また、家庭での製造と工場の製造では道具からオーブンなどの機械まで使い勝手の違うものばかりです。それに、どんなデザインをイメージして作ればいいのか、今ふうなのが良いのかレトロが良いのか、など疑問が次から次と溢れてきます。

ある日の社内ミーティングで、商品のイメージの方向性を協議しました。これまで和菓子などのデザインはイメージできましたが、洋菓子となるとデザインと製造ノウハウが必要です。そのため、専門性の高い知識を持つ社外人材にも参加してもらうチームを作ることになりました。

彼女は会社と業務関係のある女性デザイナーとプライベートでも交流がありました。そして、フランスで勤務経験があるフリーの女性パティシエが作る洋菓子が大好きでした。社長は彼女の縁を活かし動きやすい環境ができればと思い、デザイナーとパティシエに事情を説明してプロジェクト参加の快諾をとりつけました。そして、ほどなくプリンのプロジェクトチームが出来上がりました。

*プロジェクトリーダー・製造担当 堂坂 宏枝(どうさか ひろえ)

輪島市に生まれ短大卒業後、金融機関勤務を経て株式会社柚餅子総本家中浦屋に入社、喫茶厨房、営業、販売をはじめ広範な業務を担当して現在に至る。

*製造技術アドバイザー・パティシエ 松本 暁(まつもと あき)

愛媛県松山市出身。専門学校卒業後、大阪でパティシエとして働いたのち、渡仏。帰国後、輪島に移住しスペイン料理店で勤務しながら、プライベートブランド「Akatsuki Bleu」を立ち上げ、フリーのパティシエとして活動している。

*デザインアドバイザー・デザイナー 鳳至 那美(ふげし なみ)

輪島市に生まれ大学卒業後、東京・金沢でデザイナー、ディレクター勤務を経て輪島市に帰郷、グラフィックデザイナーとして独立して現在に至る。

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